九月を迎え、残暑の中に秋の風を感じることが多くなりますね。
そして、秋の風物詩と言えば「中秋の名月」
ちょっとした知識があると中秋の名月をより楽しむことができますね。
2014年の中秋の名月はいつ?
中秋の名月は十五夜とも呼ばれます。
秋の真ん中で、旧暦の8月15日をさしています。
秋の真ん中?8月が?と思われるかもしれませんが
旧暦では1〜3月が春、4〜6月が夏、7〜9月が秋、10〜12月が冬なんです。
8月は秋の真ん中、そして15日はちょうど月の真ん中
それで中秋の名月と言うんです。
旧暦と今の暦の数え方が違うので実は15日が中秋の名月ではないんです。
旧暦の8月15日は年によって9月であったり10月になったりするそうです。
それでは2014年からの「中秋の名月」はいつになるのでしょう。
2014年(平成26年):9月8日
2015年(平成27年):9月27日
2016年(平成28年):9月15日
2017年(平成29年):10月4日
2018年(平成30年):9月24日
2019年(平成31年):9月13日
2020年(平成32年):10月1日
2014年の中秋の名月は「9月8日」晴れると良いですね。
中秋の名月の名前の由来
中秋の名月の由来は?
もともと日本の行事だったのでしょうか?
実は、中秋の名月を観賞することは中国から伝わってきたといわれています。
奈良時代には月見の宴が開かれていました。
そののち農人の秋の収穫の感謝をする祭りと合わさり
今の「お月見」となったそうです。
お月見は十五夜だけじゃない
中秋の名月は「十五夜」
その他にも「お月見」をする日があるのをご存じですか?
「十三夜」というのがあるんです。
旧暦9月13日の夜を「十三夜」と呼び
「十五夜」の次に月を鑑賞する日となっているんです。
そして、十五夜の別名を「芋名月」、十三夜は「豆名月」とか「栗名月」と呼びます。
どちらか一方の月見だけをするのは「片見月」として嫌われていたんだそうです。
中秋の名月にお供えするものは?
お月見の際にはやはりお供えするものが必要です。
どんなものを用意すれば良いのでしょう?
月見団子
やはり月見団子は必要でしょう。
なんといってもお月見は収穫に感謝するという行事が発祥のため
お米を粉にして丸めて作ることから始まりました。
月に見立てて丸く白いお団子がメジャーですよね。
月見団子の作り方は
4人分(30個分)
白玉粉 100g
水 100cc
上新粉 100g
熱湯 100cc
1、白玉粉と同量の水を混ぜ合わせ、耳たぶくらいに柔らかさになるくらいにこねます。
2、上新粉に熱湯を加え、初めはへらなどで混ぜ、冷めたら手でこねます。
やはり、耳たぶくらいの柔らかさになる位の堅さにします。
3、1と2をこねながら良く混ぜ合わせます。混ざりにくいようなら水を少し足すと良いです。
4、適当な大きさに丸めて、沸騰したお湯でゆであげます。団子が水面に上がってきたら
氷水で冷まします。
食べるときはお好みできなこや小豆をかけて食べるとおいしいですよ
里芋
先ほど十五夜の別名を芋名月というように
里芋などの芋類の収穫を祝う行事でもあります
そのため里芋やさつまいもなどをお供えします。
里芋の他に枝豆や秋に収穫される果物などをお供えしたりします。
すすき
すすきが稲穂に似ているのですすきを飾ります。
すすきと一緒に秋の七草(はぎ、すすき、葛、女郎花、撫子、藤袴、桔梗)から適当に花を選んでお供えします。
日本の秋を楽しむ中秋の名月、家族みんなで
また、友達を呼んで秋の長夜を楽しく、ゆったりと過ごしてみてはいかがですか?